日本で近年人気を集めているオンラインカジノ。オンラインカジノは主にギャンブラーをターゲットとしていますが、ゲーマーもオンラインカジノのターゲットとなりうるのでしょうか?
ターゲットの違い
オンラインカジノは、ユーザーとしてゲーマーを獲得することができるかもしれません。しかし、ギャンブラーとゲーマーには大きな違いがあります。
まずオンラインカジノがターゲットとしているギャンブラーには、お金を稼ぐ目的があるということが挙げられます。オンラインカジノを利用している人が一般的なビデオゲームではなくオンラインカジノ選ぶ理由は、実際にお金を稼ぐことができるから、お金をかけることによってよりスリルを味わうことができるからです。このようにオンラインカジノは実際にお金をかけて遊ぶという特徴があるため、多くのギャンブラーがプレイしているのです。
また、オンラインカジノは富裕層を獲得しているという特徴もあります。オンラインカジノでは月に数百万も使用するハイローラーと呼ばれるユーザーが多く、利用者のほとんどは金銭的に余裕のある人ばかりです。また、これまでラスベガスやマカオにあるようなランドカジノを利用していたという方がオンラインカジノのターゲットとなっているのです。
一方でビデオゲームは、実際にリアルマネーを使用することなくゲームをプレイしたいという人が中心です。確かにビデオゲームの中には課金をするなどお金を使用しなければいけないものもありますが、これらはギャンブルではないため損失額が大きくなってしまうような事はありません。このようにビデオゲームは、オンラインカジノのように大きなリスクがないため、特にギャンブルは苦手、ギャンブルには興味がないという方がビデオゲームをする傾向があります。
また、オンラインカジノが富裕層をターゲットとしているのに対し、ビデオゲームのターゲットは若年層、または一般的な収入のユーザーとなります。オンラインカジノは十八歳以上でなければ利用できないのに対し、ビデオビデオゲームは小学生や中学生も利用可能です。
このようにオンラインカジノビデオゲームは大きくターゲットが異なります。そのため、今後オンラインカジノ人気がますます上昇したとしても、ビデオゲームのマーケットシェアが大きく奪われるということは考えにくいでしょう。
オンラインカジノはビデオゲームに似てきている?
オンラインカジノとビデオゲームは全く違う層をターゲットとしていますが、ここ数年でオンラインカジノはビデオゲームに少しずつにてきています。例えば、
Casino-Xはビデオゲームに影響を受けているオンラインカジノのいい例です。
オンラインカジノではルーレット、ポーカー、ブラックジャックなどクラシックなカジノゲームをプレイするのが主流でした。しかし最近では、最新テクノロジーを利用したビデオスロットが多数リリースされており、ハイクオリティなグラフィックやサウンドを楽しむことができるのです。ビデオスロットにはストーリー性のあるものや、バトルゲームに似せたものなど様々なものが誕生しています。また、日本で大流行したビデオゲーム「
ストリートファイター」をテーマとしたビデオスロットも誕生しているのです。
最新のビデオスロットはこのようにビデオゲームに影響を受けているものがたくさんあるため、最近ではビデオスロットとビデオゲームがかなり似ているようになったのです。そのため、これまでギャンブルに興味が無かったと言う方でも、 オンラインカジノに興味を持ち始めているというのが事実です。
オンラインカジノの最新のゲームには3Dやバーチャルリアリティを採用するなど、ますます発展しつつあります。そのため、この後もこの流れが続くようであれば、もしかすると多くのゲーマーもオンラインカジノを利用するようになるかもしれません。
ゲーム中のコミュニケーション
オンラインカジノとビデオゲームの共通点として挙げられるのが、ゲームをプレイしながら他のユーザーとコミュニケーションをとれるという点です。
最近ではビデオゲームの中でも他のユーザーとチームを組んだり、対戦したりなど、オンライン上でプレイできるゲームが人気を集めています。特に新型コロナウイルスの影響で周囲とのコミュニケーションが取れなくなった時、オンラインでの交流を求めて多くの人がビデオゲームをプレイしたのです。
そして、オンラインカジノにおいても、ライブディーラーゲームをプレイすればディーラーや他のプレイヤーとコミュニケーションを取ることができるのです。
そのため、オンラインカジノも人と交流しながらプレイしたいというニーズを満たしたゲームが提供されていると言えます。
このように、ますますオンラインカジノとゲームは似た存在となっていると言えます。