- ジャンル
- ネイチャーアドベンチャー
- 対応機種
- PS3
- メーカー
- カプコン
- 公式サイト
- 大神絶景版公式サイト
- 発売日
- 2012年11月1日
2015年1月29日(ベスト版) - おすすめ度
- ★★★★★
2006年PS2にてリリースされた『大神』がフルHDになってPS3で登場。
【評価できるポイント】
- 他に類を見ない純和風ゲーム
- 水墨画風の美麗グラフィック
- 大神降ろしは必見!
- 多彩な筆しらべ
- 図鑑などコンプ要素多数
- アクション下手でもクリアできる難易度
【評価できないポイント】
- ところどころのカメラワーク
- 出鼻をくじかれるインストールの長さ
PS2版は未プレイ。
以下、詳しく評価していきます。
ストーリー
むかしむかし、ナカツクニにある神木村では恐ろしい大妖怪・ヤマタノオロチを鎮めるため、若い娘を生贄に捧げるという悲しい風習が根付いていました。
生贄に選ばれたのは、イザナミという村一番の美しい娘。
彼女に想いを寄せていた剣士・イザナギはオロチを退治しようとオロチの住処・十六夜の祠へ向かい戦いを挑みますが敵わず、絶体絶命の状態に陥ってしまいます。
そこへ加勢したのが神木村の外れに住み着いていた白いオオカミ・白野威。
不思議な力でオロチと渡り合い、最後はイザナギと力を合わせてなんとかオロチを封じることに成功するのでした。
しかしそれから百年後、ヤマタノオロチの封印が何者かによって解かれ、世界は闇に包まれてしまいます。
唯一、災厄を免れた神木村のご神木に宿る精霊・サクヤはナカツクニを救うため、かつてオロチを退けたシラヌイこと大神アマテラスを現世に呼び戻します。
かくして、アマテラスは絵師・イッスンと共に災厄を振り払い、自然を取り戻すための旅に出ることになったのです。
美麗グラフィックで紡がれた純和風ゲーム
■水墨画風に描かれた美しい和の世界
このゲーム最大の魅力がグラフィックです。
水墨画で描かれた美しい世界を狼の姿をした主人公・アマテラスで駆け回るだけでも楽しめます。
特に、闇の力に汚染されタタリ場と化した一帯を浄化する「大神降ろし」は圧巻の一言。
ストーリーも『古事記』や『南総里見八犬伝』など日本の神話や古典をモチーフにし、徹底的に和のテイストでまとめ上げられています。
■筆しらべを駆使して道を切り拓け
特徴的なのが「筆しらべ」というシステム。
筆を走らせることで、アマテラスが本来もつ奇跡の力を行使できるというもの。
効果は火を操ったり、昼夜を入れ替えたりと様々です。
R2+□+左スティックで簡単に描くことができます。
描いている間は時間が止まるので、落ち着いて入力できるのも◎。
筆技は全部で十三種類。
新たな筆技を手に入れると、今まで行けなかった場所に行けるようになったりしてさらなる探索の楽しみが広がります。
■「幸玉」で能力強化
人々の信仰心がアマテラスの力の源。
困っている人を助けたり、自然を蘇らせることで取得できる「幸玉」を用いて神通力を強化することができます。
強化できるのは、太陽器・墨ヒョウタン・胃袋・お財布の4項目。
太陽器はいわゆるHP、墨ヒョウタンは筆しらべに使える墨の数なので、この2つを優先的に強化すると楽。
幸玉は動物たちを餌付けすることでも得られます。
餌付け後の動物はハートマークを出しながらアマテラスを追ってきて癒されますよ。
■簡単アクションで、苦手な人でも大丈夫
攻略に必要なアクションは難しいものはほとんどないので、誰でも簡単に出来ます。
飛距離が足りなかったら頭突き、これさえ覚えておけばなんとかなる!
移動速度はダッシュし続けることで段階的に早くなっていきます。
開けた場所では加速して気持ちいいですが、狭い通路ではカメラワークも相俟って目が回ることも。
酔いやすい人にはちょっと辛いところもありますね。
大自然を取り戻すには、妖怪退治も必要
■三種の神器で敵と戦う
武器は鏡・勾玉・剣の3種類。
鏡は威力・スピード共にバランスよく、勾玉は遠距離攻撃でスピード特化、剣は威力特化と三者三様。
表と裏に2つ装備でき、裏に装備するとまた違った効果を発揮します。
おすすめは連撃性能に優れた勾玉。
表裏に装備して、適当に連打していれば雑魚は楽勝です。
妖怪牙集めには不向きですが。
■戦闘でもやっぱり筆しらべ
探索だけでなく、戦闘でも筆しらべが大活躍。
ボス戦ではあらゆる筆技を活用することが勝利への鍵となります。
便利な効果をもつアイテムと交換可能な妖怪牙を得るにも筆技が欠かせません。
が、倒した敵が空中を舞っている間に一閃をするなどの手間がかかり、戦闘のテンポが悪くなるのが難点。
■夜だけ現れるならず者妖怪
妖怪面相書きという手配書を譲り受けることで発生する討伐依頼みたいなもの。
出現場所は固定で、夜の間だけ登場します。
出現場所を知らなくても、総当たりでいけばコンプは可能。
手配書に載った妖怪を退治するだけなのですが、討伐後リストの名前を筆で消すのが地味にワクワクします。
コンプすると、武器を強化するのに必要な黄金砥粉も入手できるのでやっておいて損はないですよ。
■歯ごたえのある百鬼夜行
通常エンカウントはひらひらと舞う絵巻状のシンボルに触れることで起こりますが、羅生門と呼ばれる門をくぐると通常より多くの敵が出現する戦闘が発生します。
この羅生門を十回連続でクリアするのが百鬼夜行です。
途中で別の場所に移動してしまうと最初からやり直しになるので注意。
全体的に簡単な難易度のゲームですが、唯一苦戦するかもしれません。
サブイベントも盛りだくさん、寄り道も楽しめる
■ミニゲーム「釣り」
他にも穴掘りなどのミニゲームがありますが、釣りが一番熱中しました。
釣り上げた魚が記録される「魚図鑑」のコンプを目指すと結構大変。
大物はなかなか釣り上げられず、イライラすることも。
「魚図鑑」以外にも餌付けした動物が記される「動物図鑑」、入手した骨董品がまとめられた「骨董品図鑑」、戦った妖怪が記録された「妖怪絵巻物」などコンプを目指せる図鑑が豊富です。
■各地に散らばるはぐれ珠
入手方法はイベントだったり、宝箱だったり、地面に埋まっていたりと多岐にわたります。
これを集めていくと、自然と大神のあらゆる要素を堪能できる…かもしれない。
はぐれ珠を全部(ゲーム内で99個、クリアで100個)集めると、唯我独尊の数珠というチートアイテム(太陽器・墨ヒョウタン無限+攻撃力10倍)が手に入ります。
2周目以降、装備することで効果を発揮します。
■クリア後要素
2周目以降に解禁する要素はありませんが、ほとんどのものが2周目に引き継げます。
1周で堪能するもよし、2周目でコンプを目指すもよしといった作り。
アマテラスの見た目を変えられるアイテムもあるので、景色を眺めながら周回するのもいいかも。
世界観を重視する人におすすめ!
普段はアクション要素の入ったゲームはあまりやらないのですが、評価の高さを耳にしてプレイ。
結果は大満足でした。
初めて「大神降ろし」を体験した時の感動は筆舌に尽くしがたいものがあります。
本当にこのゲームに出会えてよかったと心から思います。
グラフィック、ストーリーなど徹底的に和にこだわった究極の和風ゲーム。
ぜひ多くの人にプレイしてもらいたいです。
ただ雰囲気を楽しむゲームなので、ある程度の難易度を求める人には物足りないかも。